今日は,昨日の講義で質問のあった「岡崎図書館サイバーテロ事件」についてです。
質問では,「岡崎図書館サイバーテロ事件について触れ,意図しないことで犯罪者になってしまう危険性があることがわかり,私たちはどうしたらよいのか?」という内容でした。
まず,岡崎図書館サイバーテロ事件についてご存知ない方もいると思いますので,事件の概要を説明します。
ある男性が,自作のプログラムで岡崎図書館にアクセスし新着の図書情報を集めたところ,サイバー攻撃を受けたとして逮捕されたという事件です。
その後,図書館で使われていた三菱電機インフォメーションシステムス社のソフトを朝日新聞が入手し,情報セキュリティ研究のプロに,逮捕された男性のプログラムと共に,解析を依頼したところ,図書館のソフトに不具合があり,結局男性のプログラムに違法性がなかったということでした。
地検の方は,業務妨害の意図はなかったとして,起訴猶予処分(不起訴処分)となっています。
記事の詳細は,朝日新聞社の記事を直接読んでください。図と共に解説されています。
今回の事件について,逮捕されてしまった男性が,事件についてのブログを公開しています。
もし,興味があれば,どんなことが起こっていたのか,ブログで本人の言葉を聞いてみていください。
Librahack:容疑者からみた岡崎図書館事件
#コメント欄にありますように,ご指摘いただいたように,誤認識箇所があり,短絡的に喩えたことで誤解を与えるような表現になってしまいましたので,該当箇所を削除しています。
2010後期「情報と社会」
京都大学で開講されている「情報と社会」の講義に関するブログです。 ブログを通して,学生とのコミュニケーションを図っていきます。
2010年10月13日水曜日
2010年10月12日火曜日
ブログとホームページの違い
第2回目の講義での質問に回答します。
【質問】
ブログとホームページの違いがわかりません。ホームページで日記を書いていますが,それば”ブログ”と言えるのですか?
【回答】
私も,「ブログ」と「ホームページ」の使い分けを日常的にできているかというと,非常にきわどいところです。
まずは,「ブログ」の説明。
講義の中でも説明しましたが,日々の記録や論評,個人的なリンク集などを記録するウェブサイトの一種として,「WebをLog(記録)する」ということからWeblogと言われるようになりました。私たちはこれを省略して「ブログ」と呼んでいます。
また,広義には,特定のトピックに対する時系列で頻繁に記録される情報についてのウェブサイト全般を含めて「ブログ」と呼ばれます。
狭義的には,上記が簡単に作成できるソフトウェアやサービスを指す場合もあります。
従って,BloggerやHatena, Amabaなどのサービスを利用せず,個人のウェブサイトで,日記を日々下記記録している場合にも,その記録のことを「ブログ」と言います。
さて,次は「ホームページ」についてです。
本来の「ホームページ」の意味は,ブラウザのホームボタンに登録されたウェブページを指します。
ブラウザを起動した際に,はじめに表示されるページのことです。ブラウザのアイコンも「家」の形をしていると思います。
しかし,日本国内では,「特定のウェブサイトのトップページ」や「ウェブページ」「ウェブサイト」を指して使う傾向にあります。
ちなみに,通常ウェブページとは,ウェブ上にある個々の文書,ウェブサイトは, 特定のドメインの下にある複数のウェブページの集まりのことを指します。
「ブログ」「ホームページ」「ウェブサイト」の違いを分かっていただけたでしょうか。
詳細については,それぞれのWikipediaの記事を参照してください。
ブログ
ホームページ
ウェブサイト
【質問】
ブログとホームページの違いがわかりません。ホームページで日記を書いていますが,それば”ブログ”と言えるのですか?
【回答】
私も,「ブログ」と「ホームページ」の使い分けを日常的にできているかというと,非常にきわどいところです。
まずは,「ブログ」の説明。
講義の中でも説明しましたが,日々の記録や論評,個人的なリンク集などを記録するウェブサイトの一種として,「WebをLog(記録)する」ということからWeblogと言われるようになりました。私たちはこれを省略して「ブログ」と呼んでいます。
また,広義には,特定のトピックに対する時系列で頻繁に記録される情報についてのウェブサイト全般を含めて「ブログ」と呼ばれます。
狭義的には,上記が簡単に作成できるソフトウェアやサービスを指す場合もあります。
従って,BloggerやHatena, Amabaなどのサービスを利用せず,個人のウェブサイトで,日記を日々下記記録している場合にも,その記録のことを「ブログ」と言います。
さて,次は「ホームページ」についてです。
本来の「ホームページ」の意味は,ブラウザのホームボタンに登録されたウェブページを指します。
ブラウザを起動した際に,はじめに表示されるページのことです。ブラウザのアイコンも「家」の形をしていると思います。
しかし,日本国内では,「特定のウェブサイトのトップページ」や「ウェブページ」「ウェブサイト」を指して使う傾向にあります。
ちなみに,通常ウェブページとは,ウェブ上にある個々の文書,ウェブサイトは, 特定のドメインの下にある複数のウェブページの集まりのことを指します。
「ブログ」「ホームページ」「ウェブサイト」の違いを分かっていただけたでしょうか。
詳細については,それぞれのWikipediaの記事を参照してください。
ブログ
ホームページ
ウェブサイト
2010年10月5日火曜日
シラバスを公開します。
講義のシラバスを下記に公開します。
【講義の目的と内容】
人は,「社会」に属しながら生きています。また,情報化社会となった今,「社会」の中では,様々な情報技術が利用され,「社会」へ多大な影響を及ぼしています。それは,身近な私たちの日常生活だけではなく,経済,産業,公共政策,都市など多岐にわたっています。
本講義では,私たちの生活に深く結び付いている「情報」について,学びます。
講義の範囲は,広くなりますので,大きく4つの分野に分けます。
① 情報コンテンツ,②情報ネットワーク,③情報メディア,④社会システム
さらに,それぞれの分野での教育手法として2段階方式を取ります。第1段階の「講義編」では,各分野の概要を説明したのちに,特徴的なケースを題材に,起こっている現象や問題について学びます。第2段階の「グループワーク編」では,3-4名のグループで分野に関連したテーマを1つ選択肢,プレゼンを行い協調学習を行います。
この2段階方式を取り入れることにより,学生に積極的に情報技術を利用し,実体験として社会システムへの影響を体感していただきます。
この2段階方式を取り入れることにより,学生に積極的に情報技術を利用し,実体験として社会システムへの影響を体感していただきます。
【評価について】
期末試験:50%
グループワークの成果物:40%
グループワークの関与率:10%前後(?)
【Twitterの利用について】
本講義では,Twitterの利用を許可します。
ハッシュタグは,#iedu_is ですので,講義についてはハッシュタグをつけて,つぶやいてください。
ローカルルール:
① 授業内容の質問
② 授業に関する追加情報
③ 授業全般に対する「ツッコミ」
学生さんと一緒に,講義を作っていきたいと思いますので,よろしくお願いします。
学生さんと一緒に,講義を作っていきたいと思いますので,よろしくお願いします。
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